2017年06月/ 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

2005.10.28 (Fri)

人生の悲哀を見据えるラッセル・クロウ

シネマ寸評

「El Luchador」(原題・シンデレラマン)
静かなる男 ラッセル・クロウの熱き戦い!

シンデレラ


黄色の花房がたわわなラパチョが空を染め上げてきた。
ハカランダの紫の花がチラホラ咲き始めた小雨煙る一日、
El Luchador(拳闘士・原題 シンデレラマン)を観た。

1930年代大恐慌の真っ只中、極貧に身をやつしながらも、
ボクシング・ヘビー級王座に挑戦した
ジェームズ・J・ブラドッグがボクサーとしての栄光を
取り戻すまでを描く感動の実話。

前の対戦で相手を殴り殺したドでかいチャンピオンとの
拳闘シーンは、その高い映像処理技術でド迫力がある。
カメラのフラッシュの光、血しぶき、
汗が交錯するリングでの熱い“死闘”
に場内の若者グループから拍手が起きた。

 不屈のボクサー役のラッセル・クロウの映画は、
以前、「グラディエーター」を観たことがある。
その時は、別に筋肉モリモリのマッチョでもない彼が
何で剣闘士のヒーロー役を演じるのか不思議だった。
しかし、今回そのナゾが解けた。

そうなんだ!「人生の悲哀を見つめる透徹した眼、
憂愁をたたえたあの眼がいいのだ」
と遅ればせながら気付いた。

マネージャー兼トレイナー役のポール・ジアマッティも
人間味あふれて味わい深い。

 大恐慌時代の映像がイタリアのネオリアリズム調で
なんともいえない情感にあふれている。

落ちぶれたボクサーの極貧生活は、
幼い息子がソーセージを盗まざるを得ないほど悲惨で、
父は“パン”を求めて闘う。
こうした苛酷な現実がクライマックスの感動への伏線となる。

あまり美人とは言えないが妻(レニー・ゼルウィガー)の
泣き笑いの表情もいい。




ランキングに登録しました。
良かったら、クリックして下さい。


テーマ : 映画を見て、思ったこと - ジャンル : 映画

タグ : 映画

21:28  |  エッセー  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 (現在非公開コメント投稿不可)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://saketobara.blog50.fc2.com/tb.php/97-eda3c87b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |