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2018.01.25 (Thu)

尖閣で日中開戦「5日」で敗北! だって…?



尖閣で日中開戦「5日」で敗北!
米国に見捨てられる驚愕のシナリオ

渡瀬裕哉(早稲田大学招聘研究員)

 米国の権威ある外交専門誌「Foreign Policy」が
尖閣諸島を舞台とした日中衝突、
日米同盟の顛末についての机上演習の結果を発表した。
机上演習を行った主体は
米国最有力・軍事研究所であるランド研究所である。

尖閣で見捨てられる日本

 簡単に言うと、上記の机上演習の結果として、
中国に日米同盟は惨敗して多大な被害を出すことが
予測されるため、
米国は尖閣諸島で何が起きても無視をするべき…、
ということが提言されている。

(1)同盟は戦争に引き込まれる危険であること、
(2)日本との相互防衛条約による防衛の大半を履行することは
困難であること、
(3)人民 解放軍の現代化によって全てのルールが変わったこと、
(4)空母の脆弱性及び潜水艦の有効性が
  中国との戦いを深刻化させること、
(5)3か国のナショナリ ズムの高まりによる
  エスカレーションによって各国の打つ手が制限されること、
  などが結論となっている。

 今回の机上演習で特に注目に値することは、
日本が中国のミサイル攻撃によって成す術もなく
多大な被害を出して敗北すること、
そして米国は甚大な被害が生じる
日中開戦に引き込まれることを極めて懸念していること。
 
人民解放軍の軍事力の著しい進歩の結果として、
「ミサイル攻撃主体の現代戦において
先制攻撃能力を持たない日本は甚大な被害を出して
そのまま敗北する」という衝撃のシナリオが
米国最有力の軍事研究所によって検証された。

「僅か5日間」で中国が勝利宣言

 同机上演習では中国が日本の自衛隊を壊滅させて
勝利宣言するまでに要する日数は「僅か5日間」とされている。


<1日目>
日本の極右が尖閣諸島に日本国旗を立てたことに対し、
中国が艦船を派遣して日本の活動家を拘束する。
<2日目>
日本は艦船と戦闘機を尖閣諸島に派遣。
日本は日米同盟の履行を求め、
米国は日本本土防衛への支援と日本沿岸への潜水艦の派遣。
<3日目>
衝突発生後、中国の艦船が日本の艦船2隻を撃沈、
米国潜水艦も中国の駆逐艦2隻を撃沈、死者数百名に。
<4日目>
中国のサイバー攻撃によって、カリフォルニアの
送電システムが被害を受けてロサンゼルスと
サンフランシスコが大停電、
ナスダックのシステムが操作されて金融パニック発生。
中国のミサイル攻撃で自衛隊は深刻な打撃を受ける。
<5日目>
中国は日本の海上兵力の20%を掃討し、
日本の経済的な中心地に狙いを定める。
米国は日本からの中国船に対する攻撃依頼を拒否、
代わりに自衛隊の撤退を支援。
中国は勝利宣言を実施。




なぜ研究所は開戦シミュレーションを公開したのか

 ランド研究所がこのタイミングで尖閣諸島での
日中開戦の机上演習を公開した理由は明白だ。

  年初に日本政府は海上自衛隊の艦艇の尖閣諸島への
派遣を中国に通達したことを示唆した。
そこで、ランド研究所は「本気で日中開戦を懸念している」という
メッセージをFP誌を通じて日本政府に伝えた

。ランド研究所は国防総省との関係も非常に深いため、
上記の机上演習結果の公開は米国か らの
非公式なメッセージであると捉えることが妥当。


改憲のために必要な「日中開戦」

  改憲派で衆参の3分の2を占めることに成功したとしても、
国民投票で憲法改正に対して過半数からの賛同を得ることは
極めて困難。

そのため、実 際の憲法改正には
「日中の軍事的な衝突」が現実の脅威として
日本国民に意識される必要がある。

したがって、日中間での限定的な戦争が行われる可能性が
上昇している。

 米国も安倍政権の対中国包囲網を形成する
外交的意図を意識しており、
その先に存在する日本の首脳陣の決定的な間違い
(日本が中国に限定戦争で勝利できる)
について忠告を開始した。

  日本の自衛隊は専守防衛の立場を墨守してきた結果、
ミサイル攻撃が主体となる現代戦では
「戦えない軍隊」になっている。
これは日本国憲法による制約だが、
その制約によって憲法改正時に発生可能性が
高い日中開戦において敗北することがほぼ確定している。

 少なくともこのジレンマを解消することな
く安易な日中開戦への道を開くことは、
第二次大戦以来の再敗戦を望む自殺行為と言える。







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