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2009.09.09 (Wed)

中国の恫喝に耐えられるか?  脱ニッポン  日系オバマを

日本列島に照準を合わせたミサイル
中国の恫喝に耐えられるか?



近年、中国の軍事拡張路線は凄まじい勢いで
伸びている。
東西冷戦がソ連の崩壊で終わって以降、
英米など核保有国がみな核軍縮に
向かっている中、周辺に中国の
脅威となる国は、ほとんどないにも関わらず
中国だけが核戦略を逆に強化し続けている。
中国の軍事費総額は、ここ10数年、
500億から700億ドルと驚異的な
伸びをみせている。
これはアメリカとロシアについで世界3位だ。

700億ドル(7兆数千億円)というのは、
日本の防衛費4兆数千億円の2倍近い。
これは台湾併合のための布石だ。
海軍力を強化し、東シナ海のみならず
南シナ海の南沙諸島と西沙諸島を
既に強奪した。
さらに太平洋にまで原子力潜水艦を潜航させ、
いつでも台湾海峡に機雷を敷設し
アメリカ海軍の侵入をブロック出来る体制が
出来ている。

中国の軍拡の野望は宇宙にまで進出し
有人宇宙船「神舟6号」の成功など、
アメリカの軍事衛星の破壊まで
視野に入れており、
その実験をも実際に行った。
中国は台湾併合のためには武力行使も
辞さない、として軍拡を続けているが
中国の狙いは台湾だけに止まらず
朝鮮半島は勿論、日本併合をも視野に
入れている。

現実に中国の中距離核ミサイル百数十発の
脅威にさらされている日本に中国の恫喝に
屈しないだけの気概と実力があるだろうか。

「いざとなったらアメリカが助けて
くれるさ」と大多数の日本人が
思っているだろうが、台湾や日本の武力を
しのぐ軍事力を中国が手にした時、
アメリカはわざわざ火中の栗を拾う
愚は犯さない。

アメリカの大財閥ロックフェラーや
多国籍企業が続々中国市場に進出している
状況をみると彼等は明らかに13億の
巨大マーケットの美味しい果実を
手放すわけがない。

今の中国の露骨な軍拡路線による
覇権主義は、かってのヒットラー率いる
ナチスドイツのオーストリア併合と
チェコスロバキアのズデーテン地方割譲と
だぶって見えてくる。
当時、ドイツの野望を阻む力を
もっていたのはイギリスだった。
しかし、その大英帝国も1930年代に
入ると7つの海を支配する力を
失いつつあった。
全世界に広がったイギリスの領土や
植民地などを重要度に応じて整理しつつ
大英帝国の威厳を保とうとしていた。
下手にドイツと戦争でも始めれば最後は
勝つにしても海外資産を失い大英帝国は
滅亡の坂道を転げ落ちるのではなかろうか、
とイギリスの支配層は脅えた。
その弱腰が時のイギリス首相
チェンバレンの宥和政策となって
ドイツを益々大胆な行動に駆り立てた。
さらにイギリスがドイツとの宥和政策を
取らざるを得なかったのは英独間の
貿易額が全貿易額の大きな比率を
占めていたためイギリス実業界と銀行界が
ドイツとの永続的な貿易体制を
望んだからでもあった。

イギリスとフランスを覆っていた
平和主義と厭戦気分がヒットラーをして
無謀な大戦へと突き進ませた大きな
要因であった。

歴史は繰り返すというが、大英帝国と
今の超大国アメリカが於かれた立場は
酷似しているようだ。
弱体化の徴候を見せ始めたアメリカは
海外に展開した米軍基地の整理縮小体制を
進め始めた。
沖縄を代表とする日本国内の基地再編が
それである。

そんなアメリカが日本と成長著しい
中国の巨大マーケットを天秤にかけた時、
少子高齢化で成長の限界を露呈した
日本のために血を流して迄、
死守するわけがない。
台湾海峡を封鎖しミサイルの照準を定めて
恫喝するだけで台湾も日本も
手を上げてしまうだろう。
6%の富裕層と12億余の貧民層を従える
共産党独裁国家中国に「友愛精神」と
「生活第一」を掲げる日本国民は丸ごと
飲み込まれることだろう。

これが悲しいかな平和主義国家日本の
近未来図だ。





東京と千葉市を遊説




7月7日から最終日の10日迄の4日間、
都内と千葉市を遊説した。
「ジロー北原、ジロー北原、海外から日本を
変える勇気と実行力の人ジロー北原!」と
テープレコーダーに吹き込んでくれた美声の
ウグイス嬢本人が1日だけ湘南方面の遊説時、
選挙カーに同乗して一緒に回った。
さすがプロ、通行人たちの状況を一瞬にして
捉え畳み込んで語りかけるアナウンス力に
北原は感嘆した。
また、斉藤事務局長と小坂三蔵参議秘書の
山本孝も連日同乗して熱烈な応援演説をした。

大分や愛知県でテープレコーダー回しと
孤軍奮闘の喋りに比べると東京での4日間は
格段のボリュームと熱気に溢れた
選挙運動となった。

選挙戦最終日の10日、千葉に向った。
湾岸線を千葉に向う途中、
(待てよ、千葉市とアスンシオン市は
姉妹都市だ!)フッと北原は思い出した。
迂闊と言えばうかつ、ドジな話だ。
もっと早く気がついていればもっと効果的な
千葉攻略が出来たのに、
と悔やんでも遅かった。
この選挙は全てがこんな調子で、
ド素人の悲しさ未熟さに歯がみする
ばかりだった。

「ジロー北原、ジロー北原!」山本孝の
絶好調の連呼が続いた。
「千葉市の皆様、千葉市の姉妹都市
パラグアイの首都アスンシオンから
立候補の挨拶に参りましたジロー北原です」
斉藤節も熱を帯びる。
「姉妹都市!」という呼び掛けに
「オヤッ?」と立ち止まりこちらを向く
人達が多くなった。
やはり千葉市を重点選挙区にすべきだった。

最終日、北原に夕方5時迄に浅草の雷門に
来るようにとの指示が小坂参議からあった。
公民党が大動員をかけての
参院選最終演説会が浅草の雷門前で
夕方行われる事になっており、
大泉公民党総裁も出席することになっていた。
一方、八王子市でも安藤幹事長による
公民党最終演説会が予定されており、
そちらには優子が回った。
千葉での遊説は、あと斉藤、山本らに任せて
早めに千葉遊説を切り上げた。
運転をしていた山田浩一と電車で
浅草に向った。
地下鉄出口を上がり地上に出ると霧雨が
ぱらついていた。
通り両側には身動きが出来ない程、
人々が溢れていた。
かき分けかき分け進むと、既に公民党の
選挙カーが雷門の前に陣取っていた。
周辺を警察官が囲んでいた。
「候補者です!」山田が大声で説明して
選挙カーに近付いて横で待機した。

日高英太選対広報部長、小坂参議らが
次々声を張り上げて熱弁を振う。
さすが練達の国会議員、闊達な話術に
思わず唸る。

やがて小坂参議が「上がって上がって!」と
手招きした。
公民党の選挙カーは普通の車より大きく
車の後部ドアが開いて中に入れる。
中にはこの最終選挙演説に話すチャンスを
もらった候補者達が4~5人待機していた。
促されて車の真中の螺旋階段を上がって
屋根に上がった。
対面道路も雷門側も人々々で溢れ返っている。

「今の日本には食糧が溢れかえっています。
でも、激動の世界情勢下、いつ非常時が
発生するか分かりません。日本有事の際の
備えをするのが政治家です。
世界の食糧基地南米、南米パラグアイの
ジロー北原が日本の食料安保体制を
作ります!」
ワンワンとむせ返る大群集の熱気に
包まれて声を限りに絶叫した。
煙るような霧雨が火照った頬に心地よかった。

短くも長い熱く燃えたひと夏の
泡沫(うたかた)の饗宴は、
最高潮の盛り上がりを見せて終わった。

「選挙中の遊説なんていうのは、
マスターベーションのようなもので
何も効果はありません」と選挙前、
選挙参謀の東がボソッと言った事がある。
北米から南米、大分、愛知、東京と
6月24日の公示日から7月10日迄の
17日間、無我夢中で走り回った北原は
肉体的な疲労よりも精神的な虚脱感が応えた。
選挙結果は告示前に既に決まっている。
大分の山村部を回った時、
自分の地元でありながら県内に
全くポスターを立てられない北原に
比べていわゆるよそ者の有力候補者たちの
ポスターが人も車も余り通らないような
道路脇に等間隔で立てられているのを
見て選挙とは組織力だと改めて
痛感させられた。

7月11日(日)投票日、北原と優子は
渋谷選挙区の投票所に投票に行った。
開票は夕方6時過ぎから始まる。

「事務所にはテレビ局や新聞社が
押しかけますのでサンパークホテルで
待機していて下さい」
選挙参謀の東が北原に言った。
選挙前、某テレビ局が局独自の
事前調査をした結果、北原は
有力当確候補者の一人だ、ということで
事務所にはテレビカメラが
設置されることになっていた。

北原にはあのNHKテレビでの
全候補者の政見放送時の無様な
失敗がずーっと澱のように気持ちの
底に沈澱していた。
某テレビ局が立てた北原の当確予想を
今となっては、北原自身、全く信じることは
出来なかった。

マスコミは北原が初の海外在住候補者
として登場して海外選挙区に関心を
持ち始めた。
今回の参院選ではこれといった目玉的な
争点がなかっただけに、新聞社によっては
海外選挙区特集や解説記事を載せたりする
新聞もあった。
さらにこの異色候補者が北米やヨーロッパ、
南米の大国ブラジルではなく名前も
余り知られていない小国パラグアイと
言う事でモノ珍しさ等も加わって
全国紙が好意的に頻繁に取り上げた。
もう一つ付け加えればこの候補者が
小さな邦字紙経営者兼編集主幹ということも
好意を持った要因の一つだったかも知れない。
今回の参院選候補者の中で北原は
ダントツの頻度で全国紙に取り上げられた。

公示前迄は各候補者を取り上げてもいざ、
選挙戦突入以降は、各紙とも暗黙の
紳士協定でそれと分かる候補者の記事や
写真は取り上げないのが通例である。
その常識を破ってサンパウロでサンバを
踊る北原のカラー写真を全国紙が
掲載したのは、まさに異例の扱いであった。
              (以下次号)








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