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2009.06.23 (Tue)

新連載 12 イグアス殺人事件


12 イグアス殺人事件



北朝鮮から逃げて来た韓国人が多いパラグアイ


 チャコから帰って暫くたったある日、 ゴホッゴホッ、
ブルルッ~と大型怪獣が咳き込んだような振動を響かせて
ディーゼル車が事務所前に停まった。
キムさんの四輪駆動車レンジローバーだ。  

「ヤァ~、チャコはどうだったかね?
住めるような所じゃないだろう?」
 前回来た時、チャコに行くことを話していた。
「韓国人はあんな所には絶対行かないよ~」
 パラグアイに来ている韓国人の殆どが食料品店、
雑貨屋などの商売をしており田舎で農業をする人はいない。
1970年代後半から、80年代前半迄、韓国では
第2次朝鮮戦争が危惧されていた。
そのため海外に避難する人が多くなった。  

1950年6月25日(日)未明、北朝鮮人民軍が
突如境界線を超えて韓国に侵攻して始まった朝鮮戦争時、
北朝鮮から多くの住民が南に逃げ込んで来た。
この戦争は53年7月27日の停戦協定まで3年間続いた。
キムさんの話では、パラグアイに最近移住して来る韓国人は、
この時、北から南に逃げて来た人々が多い、と言う。  

「北の人たちは気性が荒いよ~」と唾を飛ばしながらキムさん。  
「彼等は今度、朝鮮戦争が起きたら裏切り者として真っ先に
自分達が殺される、と恐怖感にかられてこっちに
逃げて来ているんだよ~」。
 
パラグアイに来ている韓国人で比較的古い人たちは
南の人たちが多く性格も比較的温和だという。
確かに最近の韓国人移住者は、パラグアイに着いたら
すぐ風呂敷に衣料品を包んでパラグアイ人家庭に売り歩くなど
生活力旺盛だ。
また、平気でパラグアイ人と殴り合いの喧嘩もする。
日本人ではパラグアイ人と殴り合いの喧嘩などまずしない。
彼等は、パラグアイからブラジル、アルゼンチン、アメリカと
再転住していく。
 パラグアイは彼等の通過拠点となっている。
韓国にパラグアイ大使館はない。
在日本パラグアイ大使館が韓国の領事業務を行っている。
したがってパラグアイへの移住希望者は、
日本のパラグアイ大使間迄行ってビザを取得していた。

「パラグアイを経由してアメリカなどに行った韓国人は
ここ数年で2~3万人位ですかね~?」
との北原の問いに  
「ノ~、10万人を超えているよ」
細い目を見開いてキムさん。
「ホントですか?」
 北原にはちょっと信じられない数字だった。

 「今度、ソウルに行くよ」
 急に話題が変わって嬉しそうなキムさん。
「仕事ですか?」  
「ノ~、見合いだよ」
 ニコニコと顔中がクシャクシャになって照れくさそうに
頭を掻いている。

「エ~ッ、それは凄いじゃないですか、
相手はどんな人ですか?」
途中から話に加わってきたイルカが聞いた。
「お医者さんだよ」
「そりゃまた凄い、インテリですね」
イルカもニコニコ笑っている。
(確かキムさんは、50代半ばの筈だが…?
何れにしてもメデタイ)、北原は心から祝福した。

「深田さんが話していたけど、小島さん夫婦が近い内、
日本に帰るそうだね」
「エ~ッ、マァマァバァチャンがですか?」  
イルカもびっくりして聞き直す。
キムさんは地獄耳だ。
「この間、会った時、そんな話はしてなかったけどなぁ~?」
 北原も初耳だった。
深田兄はアスンシオン日本語学校の校長をしている。
弟は先生だ。
深田兄弟は日系二世の子供たちの教育に結構生き甲斐を
見いだしているようだった。
まぁまぁばぁちゃんもミッション系の三光学園で嬉々として
絵を子供たちに教えていた。
 いつもニコニコと何事にもプラス思考で皆に
大きな影響を与えてきたまぁまぁばぁちゃんがいなくなると
パラグアイも寂しくなるな、と北原は思った。

 まぁまぁばぁちゃんこと、主人の小島公洋と登美さんの
帰国話は本当だった。
小島夫婦は東京の経堂に自宅をそのまま残して来ていた。
留守は夫、公洋の指圧の弟子の一人がその家に住んで管理していた。
まぁ、数百万円かけてパラグアイに長期滞在した、
と思えば千乃女史に対する恨みも多少軽減されるだろう。

 数日後に迫った帰国を前に新聞社兼住宅の北原の裏庭で
お別れパーティーをした。
小島夫妻を囲んで深田兄家族、弟、西川みき、大野恵子、
キムさん、イルカ、北原家族など久々にイパカライ・フアミリーが
揃って賑やかなアサード(焼き肉)パーティーだ。
 「キムさん、お見合いするって?おめでとう」
小島夫婦を初め皆が口々に祝福の言葉をかける。
 「イヤ~、お見合いはするけど、まだ結婚するかどうかは
ワカリマセン」
 顔中が喜びで一杯のキムさん。  
「それでいつソウルに行くんですか?」
 焼き肉を頬ばりながら西川みきが聞く。
 「もう10日だね。切符も買ったよ」
旨そうにビールを飲みながらキムさん。  
「イパカライファームはパラグアイ人家族が入っているようですね。
乗用車が出入りするのを時々見かけます」と西川みき。
 「サンロレンソに家を借りていた秋山さんや山南さんたちの
グループも殆どが日本に引き上げたようですね」と大野恵子。  
「山南さんはフランスへ行ったみたいですよ」。
 千乃女子が突如来パして農場整理をはじめた時、北原家族は、
その突風を避けるためアスンシオンに一時避難した。
暫くして結局、農場へ戻った北原の逃避を山南はあざ笑った。
 北原は若干19歳の天才山南と言われた白い顔の高慢な朱色の
唇を脳裏に思い浮かべた。
千乃チルドレンたちも散りじりばらばらに崩壊したようだ。
段々、ノアの残滓もかすれていくようだな、と北原は思った。



イグアス殺人事件 



 ある朝、イグアス移住地で老夫婦が何者かに惨殺された
という電話が新聞社に入った。
北原は、即カメラをショルダーバッグに詰め込み
その日の午前10時のバスに飛び乗り移住地へ向かった。
アスンシオンからイグアス移住地まで約290㎞、
午後2時半、移住地の赤井レストラン前で降りた。
赤井レストランは、ブラジルとの国境の街、
ストロエスネル市からアスンシオン寄り41㎞にあり、
サンパウロに通じる国際道路7号線に面している。
 アスンシオンから途中15㎞程のサンロレンソの街で
国際道路は2つに分かれている。
右に曲がるとアルゼンチンとの国境の街エンカルナシオンに
通じる1号線。
 まっすぐ伸びているのが2号線だが途中で7号線となる。
この7号線は87、800ヘクタールの広大なイグアス移住地の
真ん中を南北に割って東西に伸びている。

 イグアス移住地は1961年、開発事業団によって
創設された日本人移住地で1980年には市制が施行され、
イグアス市となり人口約20、000人。
その内、日本人が250世帯1000人居住している。
 同地には市役所があるが、イグアス日本人会や農協が
主体的に日本人社会全般業務を取り仕切っている。
 アスンシオン方面から来ると2㎞手前の丘から緩やかな
下りとなりまた緩やかな上り坂を一気に上りきると
赤井レストランと並んだガソリンスタンド前に着く。
レストランの電話を借りて日本人会に電話をすると事務局長ら
男性陣は山狩りに出払っていると留守番の女性事務員が
どもり気味に答えた。
 どうやら日本人移住者全員が警察と合同で犯人を
山狩り中らしい。
レストランの赤井夫人に状況を聞くと被害者夫婦はここから
歩いて20分程度のYさん夫婦で今朝6時過ぎ畑仕事に出て来た
パラグアイ人の常雇い人夫が発見して大騒ぎになったらしい。
 北原は教えてもらった被害者宅へ歩いて行った。
午後3時過ぎのギラギラした真夏の日差しが
北原の顔を容赦なく焼いた。
被害者の家はすぐ分かった。
家の回りには木柵が2mおきに立てられバラ線が張られていた。
牧場の入り口にあるような4m幅の木柵の戸が大きく
開け放されておりそこから北原は入った。
 入り口から正面の母屋まで20m四方が赤土の
ゴツゴツした前庭だ。
その母屋前に日本人が7、8人たむろしていた。
母屋斜め後方にバラック小屋がある。
母屋の壁は板を張り付けており窓もガラス窓などなく
板戸を上に跳ね上げて棒切れで斜めに突っかい棒で支えている。
まさに西部劇に出てくるような開拓者の粗末な家だ。

 「南米ジャーナル北原です」と挨拶して
その中の最年長の男性に事件の概要を聞いた。
 「そこに爺さんが血まみれで倒れていたんだよ。
婆ちゃんは奥の部屋で死んでいたよ」  
「マチェテ(山刀)で殺られたんだな」
 別の男が吐き捨てるように言った。
 元々赤い土の玄関入り口の土間が奇妙などす黒い血の
地図になっていた。
 「移住地総出で山狩りの最中だよ」
 やがて荷台に3人を乗せた小型トラックが入り口から
赤い土ぼこりを跳ね上げて入ってきた。
 「49㎞の大岩牧場の原生林に行くんだけど行かないか?」
と皆に呼びかけた。
 「よっしゃ~!」と数人が乗り込んだ。
北原も荷台に乗り大岩牧場に向かった。
 軽トラックの荷台はギュウギュウ詰めになった。
先に乗っていた男たちの内、何人かはピストルとライフル銃を
持っている。
荷台の前にビニールテントの幌が折り重ねられていた。
その上に無造作にマチェテとライフル数丁がおかれている。
男たちも押し黙ったままだった。
陽が陰り段々夕暮れが近付いてきた。
 「今夜は徹夜だな」  一人が言った。
荷台に重苦しい緊迫感が漂った。
トラックは、アスンシオンに通じる国際道路7号線から
2、3㎞入った三叉路の入り口で止まった。
 ここが大岩牧場の入り口になっている。
トラックが止まった所を起点に左右に木柵がずーっと
奥に伸びている。 男たちはバラバラと飛び下りた。
リーダーと思しきがっちりした50年配の髯面の男が
右と左に一行を振り分けた。
 北原は左の道を進む組に入った。
左前方にドス黒い森影が見えた。
原生林かと思ったらその森は再生林だった。
開拓者たちが原始林を伐採した跡が再び雑木林となり
無秩序に絡み合って伸びていた。
北原たちの組は5名だった。
1時間程固まって歩いた後、100m間隔で
保哨に立つことになった。
 空は厚い雲に覆われて月明かりもなく回りは暗い闇だ。
蒸し暑い夜だった。
1人になると急に虫やカエルの声が耳につくようになった。
漆黒の闇が北原を不安に陥れた。
殺人犯は武器を持っているのは間違いない。
北原がもっているものはカメラバッグだけだ。
 あわてて手探りで手ごろな棒切れを探した。
何もなかった。
代わりに拳大の石を数個手もとに置いた。
 日中、原生林に隠れていた殺人犯が夜中にごそごそ出てきて
ルータ(国際道路)に出て来る可能性は十分考えられる。
それを想定して北原たちは道路脇の草影に潜んでいる。
しかし、手もとに何の武器も持っていないということが、
こんなにも不安になるとは北原には想像も出来なかった。
 もし犯人が出て来た場合、これらの石を投げつけて逃げるか…。
北原は恐怖感に襲われながらもまるで米軍に
竹槍で立ち向かおうとした終戦時の日本人の姿を想像して
思わず苦笑した。
ブーンと耳元を蚊が襲って来る。
ここらの蚊はシャツの上からも刺すヤブ蚊だ。
殺人犯との戦いよりもヤブ蚊との戦いが始まった。
しばらく執拗なヤブ蚊との戦いが続いた。
やがて風向きが変わった。
ひんやりと涼しい風が南から吹いてきた。
近くで雨が降っているらしい。
現金なもので冷気とともにヤブ蚊も姿を消した。
 やがて西南の空に稲光りが走り出した。
稲光りはまるでUFOのようにどす黒い雲間を駆け巡る。
地響きのような鈍い音が稲光りの後に断続的にこだましてくる。
(ヤバイ、これは大降りになりそうだ)
北原はカメラのことが心配になった。
稲光りにすかして腕時計を見ると午前1時を廻っていた。

ーと、後方からエンジン音とライトの光が迫ってきた。
 「犯人を捕まえたぞ~っ!引き上げだ!」
助手席から野太い声が叫んでいる。
(助かった…)北原はホッとした。
 「犯人2人は市街地の警察署に留置したぞ~」
 ガァガァッ~、無線の声がけたたましく助手席から
後ろの荷台の北原たちにも聞こえてきた。
イグアス移住地の市街地に警察署がある。
そこに犯人たちは拘束されたらしい。
上空のUFOの光の乱舞が益々激しくなる。
時折、冷たい雨混じりの風が北原たちの顔を殴りつける。
 北原は身体を丸めてカメラバッグをかばった。
夜中のルータはさすがに車は走っていない。
トラックがスピードを上げて市街地へ向かう。
緩やかな勾配を上りきってSHELLのガソリンスタンドを
左に入る。ガソリンスタンドの裏手に警察署がある。
ギィギィ~ッ!トラックが止まる。
皆一斉に荷台から飛び下りた。5、6人も入れば一杯になる
警察署の玄関ホールの奥に鉄格子の留置所があった。
パラグアイ人2人が背中を丸め顔を膝の間に埋めていた。
いずれも若い男だった。

 「クソッ、こいつらか!」
 「俺たちが見つけていたらぶっ殺してやったんだが!」
 あちこちで舌打ちしてののしる声が続いた。  
「ひどい目に合わさねぇーとパラグアイ人に舐められるぞ!」
 「こいつらを刑務所に入れたってすぐ出てくるんだ」
 「ロシア人移住地などでは捕まえた強盗どもを勝手に
リンチを加えて殺して移住地内で土の中に埋めて処理するんだぜ。
警察に手は出させないんだ」
 「それを繰り返すことによってパラグアイ人の犯罪者どもは
怖がって彼等の移住地で犯行を起こさないんだ」
中々、皆の興奮は収まらなかった。
ここは、警察署と言っても常駐は50年配の腹の突き出た
典型的な小太りの署長と17、8歳の子供のような警察が
2人、計3名しかいない。
いわば日本の派出所のようなものだった。
 外は雨が激しく降っていた。
ひとしきり鬱憤を晴らした男たちはバタバタと引き上げていった。
北原は当地に親しい知り合いもいなかったのでそのまま
警察署のホールで夜を過ごす事にした。
 北原はホール床に腰をおろして壁を背にして眠ろうとした。
傍らの鉄格子の中に血にまみれた殺人者2人が殺気を
秘めたままうずくまっていた。
少年警察官2人は横の小部屋の椅子でウトウトしている。
陰うつな夜だった。

 北原は夢を見ていた。
 そこはジャングルの泥沼だった。
 北原は得体の知れない獣に追いかけられていた。
必死になって逃げるのだが泥沼に足をとられて進めない。
すぐ後ろで2匹の獣が牙をむきあって凄まじい喧嘩を
しているようだった。
焦って北原は手足を必死にバタバタさせるのだが、
もがけばもがく程ズブズブと深みにはまっていった。

 ガチャ~ン!とけたたましい金属音がした。
ハッと目が覚めた。
一瞬自分が何処にいるのか分からなかった。
薄明かりの奥で黒い影が4つハッハッハッ!
激しい息づかいだ。
ドスン!ガッチャ~ン!
うごめきあっている。
夢の中の獣が目前に現れたようだった。
獣の喧嘩と思ったのは、男たちが重なりあって
取っ組み合いをしていた。
 やっと、事態が飲み込めた。
鉄格子の中で2人の殺人犯と少年警察官2人が死闘を
繰り広げていた。
警察署長はいなかった。
北原は鉄格子の中に飛び込んだ。
少年警察官を押さえ込んで馬乗りになって首を締めている
1人の後頭部を革靴で思いきり蹴飛ばした。
殺人犯はドウッ~と横倒しに倒れた。
失神したようだった。
 あわてて飛び起きた少年警察官が男の両手を背中に回して
手錠をかけた。
もう一組は少年警察官が優勢だった。
倒れた殺人犯の片割れの顔を拳でガツンガツン殴っている。
相手は既に戦意を喪失しており無抵抗だった。
 「やめろ!」
 北原は尚も殴り続けようとする少年警察官を
羽交い締めして止めさせた。
ゼェ~ゼェ~ッ、激しく肩で息をつきながら立ち上がった
その少年警察官は憎々し気に倒れたままの殺人犯の身体を
足で何度も蹴飛ばした。
そして仰向けに倒れているその殺人犯の両手を胸の所で合わせて
手錠をかけた。
鉄格子の外に出て大柄の少年警察官が、
ガチャンと入り口の施錠をした。
 外はウッスラと明けはじめていた。

 「ケ パサ?」(何が起きたんだ)
 北原は背の低い人のよさそうな少年警察官に聞いた。
グァラニー語(グァラニーインディオの言葉・この国では
スペイン語とグァラニー語が公用語)混じりのスペイン語
なので6割位しか分らなかったが、大体こういうことだった。
 署長が家に帰った後、殺人犯2人が腹を押さえてうなり声を
上げて苦しみだした。
 ひどい苦しみ様だったので、思わずカギを開けて中に入った所、
襲われて乱闘になった、ということらしかった。
何ともお粗末な話だが、海千山千のしたたかな殺人犯に
すれば素朴な子供警察官をだますのは雑作もなかったのだろう。
 雨は上がっていた。
やがて眩い太陽が上がり警察署前も人や車が行き交うようになった。
連絡を受けた署長がオートバイで駆け付けた。
署長は顔を真っ赤にして突き出た小腹を揺すって直立不動の
2人を怒鳴りつけた。
薄くなった前頭部から額に汗がにじみ出ている。
 殺人犯を逃がしたとあっては署長の首は
間違いなくふっ飛ぶだろう。
脂汗をかいて二人を怒鳴りつけるのも無理はない。
 7時を過ぎると日本人たちも入れ替わり警察署にやって来た。
日本人会幹部に混じって一般の人たちも改めて殺人犯の
顔を見にやって来る人も多かった。
 皆の立ち話を総合すると、殺人犯は北原たちが山狩りをした
方角とは反対のモンダウ川の方で見つかったらしい。
ということは、被害者宅の裏手奥に当たる。
ルータからモンダウ川方面も日本人の畑や牧場が広がっている。
その奥の放置されたままになっている畑にある朽ちかけた小屋で
発見された。結構な大捕り物が展開したらしい。
殺人犯は山刀をもっていたが、山狩り組のライフル、
ピストルには敵わない。で、結局観念して捕まった。


 イグアスの殺人事件後、ペドロ・ファン・カバリェーロ市でも
日本人移住者の養鶏場経営者や食料品店などが立て続けに
強盗に襲われる事件が何件か続いた。
 同市はイグアスの約300㎞北にあり、やはり、
ブラジルと国境を接する国境の街だ。  
イグアス移住地はパラグアイの国境の街、ストロエスネル市
(現在の名前はエステ市)からアスンシオンに向かって
約40㎞の所にある。
ストロエスネル市とブラジルとの国境はパラナ河にかかる
友情の橋で仕切られているが、同市の国境線は道路の
中央分離帯が国境線になっている。
だからペドロ・ファン・カバリェーロ市の住民と
ブラジルのポンタ・ポラン市の住民は道路を横切って
自由に往来している。
こんな国境線は世界でも珍しい。
 したがって犯罪者も自由に往来出来るので強盗に入っても
すぐブラジル側に逃げ込めるので犯罪が多い。
事実、この街は麻薬マフィアの抗争に伴う殺人事件も多発している。
同市で大きく養鶏場を営んでいたA一家も強盗に襲われて
嫌気がさして一家挙げて日本に引き上げた。
異国への移住には様々な困難が伴う
                         (続く)





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