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2009.05.26 (Tue)

「海辺のカフカ」を読んで平原綾香の「カンパニュラの恋」を聞く


カフカ…⁇ て言えば確か「変身」という
気持ち悪い小説を書いたユダヤ人.作家だ。
人間が虫に変身するという変態小説を図書館で借りて
読んだのは多感な中学時代だ。

なぜ、そんな変な本をわざわざ選んだのか
今となっては分からない。

その「カフカ」という名前の上に「海辺の」という
タイトルが被っている。

これですっかりイメージが変わり、
爽やかな潮風が吹いてくる様なシャレたタイトルになった。

村上春樹という作家の本は今迄一度も読んだことがない。
「ノルウェイの森」「ねじまき鳥クロニクル」
「世界の終わりと何とかかんとか~」等のタイトルは
何となく知っていたし、また、これらがいわゆる
純文学の類いにランクされているのも知っていた。

しかし、ボクはいわゆるこれら純文学といわれる
小難しい本は苦手でこれまで敬遠してきた。

「海辺のカフカ」そのタイトルが醸し出す潮風の香りに
惹かれて思わず船橋の本屋で買ったのだが、
ウ~ム⁉眠くなる。
その上巻を何度もホッペを引っ叩きながら読んだ。
何とか上巻を読み終わったのだが、失敗だった…。

これだったら、本屋大賞1位と平積みされていた
「告白」を買った方が良かった。と後悔した。

ーで、再度本屋に行った。ーが、
「告白」を手にしつつもまたしても「海辺のカフカ」
下巻を買ってしまった。

下巻を読み進むうちに何となく分かってきた。
ギリシャ悲劇のナントカカントカにある父親を殺し、
母と姉を犯す近親相姦の村上ワールドだ。
さらに雨月物語だったか無明の生霊までが出てくる。

驚いた事にストーリーテラーの少し頭のずれた
人のいい爺ちゃんの口から大きなサナダムシまで
出てくるのにはイヤ~参った。

下巻でやっと分かったのだが、「カフカ」とは
チェコ語でカラスだそうだ。
そういえばカラスと呼ばれる少年も登場していた…。

まさに春樹ワンダーランド百花繚乱だ。
とはいえ、薄明の4次元だか5次元世界に浮かび出る
少女の描写は見事だ。

少女のページ途中で「風のガーデン」
(フジTV緒形拳の遺作)のバックミュージックを
聞きたくなった。

ページを閉じ、パソコンにダウンロードしている
平原綾香のキューンと伸びる澄明な
「カンパニュラの恋」「ノクターン」を聞いた。




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