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2006.04.06 (Thu)

無頼のリリー・フランキーと一青窈(ひととよう)

無頼バカボンドの血を引くリリー

今朝のNHKテレビの「トップランナー」に
リリー・フランキーが出ていた。
ちょっと斜に構えた風貌が矢沢永吉に似ている。

「東京タワー」ーオカンとボクと時々オトンー(扶桑社)が
100万部突破したとかで大ブレイク中だという。

この「東京タワー」、先日、OCSからひょっこり届いた。

なんと、渡邊淳一モノしか読めないカミさんが
勝手に注文していたのだ。

何しろそれ以外の本を読むと途端にグ~グ~高いびきを
かくカミさんがわざわざ取り寄せた本だ。

リリーだかモンキーだか全然知らなかった僕は「えっ!」と
その題名を見て思わずのけぞってしまった。

表紙帯のいろんな人の推薦文がみんな一様に「オモロイよ…!」


それに何より、「オカンとボクと時々、オトン」という
副タイトルが気に入った。

3分の1程、うちのカミさんが読みかけのこの本を拝借して
一気に読んだ。

確かにおもろかった。オトンの無頼の血がこのリリーにも
流れているんだろうな。
映画化するんだったら、このオトンの役、藤竜也だろうな、
等とだぶらせて読んだ。

筑豊の炭坑町から別府の美術系の公立高校に
入学することになったボク。

淡々と何気ない日常生活の会話を積み上げながら
ホノボノとした気持ちにさせられる文体には、
何度も「ウーム…!」。

湯煙煙る鉄輪温泉も出てくるので、こちらの僕も
40年前にタイムスリップしたりして「クククッ!」と
天を仰いで咽せた。

その別府に行く時のさり気ないボタ山風景の描写もニクイ。

「出発の日。無人駅のホームに櫻の花が小雪のように
降っていた。見渡すかぎり田んぼが広がり、その向こうに
ボタ山が見える。なんの色味もないその風景の中に、
ぽつりと綿菓子のような櫻の木がぼんやり浮かぶ」


無国籍の日本語つかい 一青窈

一昨年の紅白だったかに出た中国人っぽい歌手が歌う
「ええいああ♪~」なんてな「もらい泣き」の歌詞に
(オオッ、何者なるゾ!)と興味をそそられた。

その後、その女性歌手は「一青窈」とかいう
シンガーソングライターだということが判明した。

しかし、その名前が読めない。
名前からは確かに中国人なんだが、いろんな番組に出演している
彼女は日本列島縄文日本語を完璧に話している。

ハテ、面妖な…?

インターネットで調べたら「ひととよう」という名前だと
言う事と母親が日本人で父親が台湾人だということが分かり、
疑問は氷解した。

うちのカミさんが、「幸せになろうよ~」長渕剛の歌を口ずさんで
いたら息子が「オカン、これ聞いたらいいよ…」と,
長渕のこの歌と他、一青窈の「かざぐるま」、元ちとせ、柴咲コウ、
森山尚太郎、小田和正などの曲を収録した1枚のCDを持って来た。

暫くカミさんが聞いていたが、今、このCDは僕の昼寝タイムの
子守唄になっている。中でもお気に入りは、一青窈の「かざぐるま」
と柴咲コウの「かたちあるもの」だ。

「かざぐるま」の中の無国籍な日本語の歌詞もオモロイが、
歌詞の中にある「君が沈む迄~ 僕と沈むまで~」という
言葉にはドキリとさせられる。

柴咲コウの「かたちあるもの」は、あの大ヒットした
「世界の中心で愛を叫ぶ」の主題曲だ。

本が書店に並んでいる時は、何と言う大時代的なタイトルだと
白けて横目で通り過ぎていた。

このテレビドラマを息子が「泣けるよ」と、持って来たので
退屈しのぎに観たら、結構ハマッタ。

ヒロインは確かにきれいだが、あのぼう洋とした男の子がイイ。
どこにでもいるような凡庸な男の子…。

「北の国から」に出ていた吉岡秀隆と相通じるものがある。


*ここ迄、書いていたらNHKテレビニュースで
「第3回本屋大賞にリリー・フランキーの『東京タワー』に決まった」
と報じた。

本屋さんが選ぶこの大賞、書店員が手作りのポップは
「面白くて、泣けて、読み終わったらお母さんに会いたくなる本」
なんだって…。

うちのオカンの目利きも大したもんだ。脱帽!



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