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2009.02.04 (Wed)

狸の木の葉っぱに世界中がブットンダ!


編集長が1週間程、寝込んだため遅れに遅れていた
日系ジャーナル2009年度新年特別号を
やっと完成することが出来た。
ここ十数年、ずーっと殆ど休みらしい休みを
とっていなかった社員のため、
思い切って1/31号は休刊にして長期休暇を与えた。

このバケーションでリフレッシュして
厳しさを増してきた荒波を乗り切ってほしい。
御陰でこちらものんびりと過ごしている。
おかしなもので自分たちが休んでいると
世の中全般が休みになっているような錯覚に捕われる。

米国初の金融不安(サブプライムローンの焦げ付き問題)から、
一気に世界中に広がった今回の世界不況は、
あの確信犯たる狸親父アラン・グリーンスパン
前連邦準備制度理事会議長によれば、
米国は「100年に1度の信用の津波」に見舞われていると
米下院の監視・政府改革委員会の公聴会で証言した。

今回の危機の大きさについて「これまでの市場の損害を考えると、
レイオフ(一時解雇)と失業率の大幅な上昇は避けられない」
とも述べている。

それにしても、木の葉っぱをお札に化かした詐欺師集団の
狸どもが仕掛けた超弩級の爆弾の威力は凄まじい。

この八百長恐慌はロンドン・シティとスイスの
巨大複合金融機関が仕組んだものだそうだ。

その実行犯は、親分の指令に従ったFRB
(米連邦準備制度理事会)が強引に罠を仕掛けた。
共犯は、格付け会社、さらにウォール街の狸たちは、
こうした世界の金融機関のお粗末な実態を
知り尽くしたうえで、サブプライムの罠を仕掛けた。

FRBは、破綻しているサブプライム・ローンを
口を拭って奨励してきた。
FRBのお墨付きによって、
住宅ローンを販売する金融機関は、
ローンを束ねて詐欺的商品(住宅ローン担保証券)を作り、
それを投資銀行に売却。
投資銀行はこのインチキ商品にさらに別の債権
(社債、消費者ローン、自動車ローンなど)を
組み合わせて、新たな金ピカ証券化商品を作った。
そしてそれを世界中の機関投資家や
ヘッジファンドに売りさばいた。

格付け会社はこうした狸の葉っぱ商品に高い格付けをして
販売を容易にした。
さまざまな債権を組み合わせた木の葉商品は
きわめて複雑で、金融のプロを自任する金融界も
ほとんどその仕組みを理解出来ないままこの商品を買い続けた。

たとえ木の葉っぱでも世界中の人が「信用」すれば
マネーとして通用し、その木の葉は、
さらにインターネットの普及で電子記号となって
地球上を駆け巡り為替相場、石油相場、農産物相場を荒し回り、
世界中の経済に打撃を与え続けている。

それにしても自動車や家電製品の販売不振はヒドイ!
世界中がガラリと変った。
人々は財布のひもを締め、余分な買い物はせず、
衣類や靴なども修理して使うという
アッパレな生活態度に変化した。
国は国で保護主義に走るのでその打撃はモロに日本を直撃する。
中でも、食料自給率が40%にも満たない日本はキビシイ!
日本の農水省も慌てて食料自給率をせめて50%に
あげようと旗を振り出したが、ハテサテ?

その農水省が「もし日本の食糧輸入が止まった場合の献立」
についてこんな資料を発表していたが、
その食事メニューは3食ともイモを主体にしたものになるそうだ。

地球規模の今回の経済危機だが、
反米大陸同盟の一員たるこのパラグアイにも
半周遅れで到達しそうだ。

予てから進めているイグアスでの縄文生活も
刻一刻迫ってきたようだ。

まんまと作戦が図に当たった狸どもはニンマリ…!
あとは中東で戦火の拡大を煽るだけだ…。














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2009.02.18 (Wed)

迫り来る食糧危機と「チャンボゴ」

虹 縮小分

雨上がりの午後、東の空に二重の虹がクッキリと浮き出た。
昨年後半の干ばつから一転して年初からよく雨が降る。
特にこの2月は連日の様に夕立がある。
報道によればアルゼンチン、ブラジルも穀物が
半減状態だそうだ。
このパラグアイも大豆が40%減収見込みだ。
特にアルゼンチン、ウルグアイの干ばつの影響は
酪農に大打撃を与えており、輸出はおろか国内の需給も
賄えない状態だ。

その点、パラグアイの干ばつの影響は
昨年12月に酪農生産が10%落ち込んだが、
今年に入っての雨で以前の生産量に戻った。
従ってアルゼンチンの国内需給不足分に加え
輸出先へもパラグアイ産酪農製品でカバー出来そうだ。

世界的な金融危機から世界大不況が
深刻化してきているが、それに加えて
食糧危機も加われば国家エゴによる
保護主義の動きが加速するだろう。


 ▼近頃、韓国ドラマを良く見るようになった。
ここパラグアイでも「海神・チャンボゴ」
「チャングルの誓い」を2つのTVが放送している。
これらはNHK・BSでも放送したので、
スペイン語版があると言うことは勿論、英語版もあるのだろう。
マンガ、アニメは日本を代表するものだが、
日本のドラマが海外で放送されたのは
「おしん」位しか思い浮かばない。

日本と韓国のドラマを比較すると
キムチ&プルゴギの韓国料理と
タクアンにお茶漬けサラサラの民族性、
文化の違いを実感する。

韓国ドラマは、波瀾万丈のストーリーで
中身がコッテリと濃く面白い。
ストーリーの基本にあるのはまさに“恨”で
その復讐に全身全霊を賭ける主人公たち。
その“恨”の原因となる過酷な苦難が執拗に描かれる。
その辺は我々お茶漬け民族にとってはやや重い。

韓国ドラマがパラグアイに迄、
放映されるようになった背景は、
国を挙げての映画産業促進政策があった。
韓国の中年以上の人たちの嫌いな国のトップは日本だが、
20歳代の回答では
アメリカ、北朝鮮、中国、日本という順番になる。

その一番の理由がワールドカップ日韓共催効果だという。
その時、初めて両国の若者が相手チームを
応援したことによる。

韓国政府は最近迄、日本の文化植民地になることを恐れて
日本映画や音楽、日本語のラジオ・テレビの視聴を禁止していた。

しかし、昨今は韓国経済の興隆で日本コンプレックスが
消えたことから日本文化の輸入制限を大幅に緩和した。
結果、両国の文化が自由に広まっていった。

何より、国家戦略が不得手な日本と違い、
しゃにむに突っ走る韓国の文化戦略、
ムムムッ…‼



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