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2006.12.14 (Thu)

冬の国から夏の国へ

木枯らし吹きすさぶ日本から真夏のパラグアイへ帰ってきた。

冬の日本には行くものじゃないですね。
改めて実感…。

12月8日に帰着したが、前日、まれに見る大雨だったとかで
涼しいアスンシオン空港に着いて、ホッ…。

11月14日~17日、六本木のアーク森ビルで行われた
JETRO主催「3国物産展」(ボリビア・パラグアイ・ウルグアイ)
は、大勢の人が詰めかけて大盛況だった。

展示2


いつものことながら、日本人が実施するこの種のイベント等、
キッチリしていて本当にお見事ー。

JETROの担当者の方々、大変ご苦労様でした。
そして、ありがとうございました。

弊社が出品したパロサントやニャンズティ等、
非常に関心を集めた。

今回は、初デビューと言う事で一気にビジネスに結びつくまで
いかなかったが、今後がお楽しみという事で、シャンシャン!



今年は7月から約2カ月、一旦、帰パして再度、
11月上旬から1カ月と2度に渡り訪日したのだが、
最大の収穫は素晴らしい人々に
巡り会えたことでしょうね。

武の神様として有名な「香取神宮」に12月3日(日)
参拝し、禰宜の方にお会いすることが出来た。

これは、予てより進めている「イグアス神社」に繋がる
大事な出会いだった。



「風のレイム」

来年1月の刊行を目指していた
「新・ノアの方舟始末記」(仮題)が、5月頃に
ずれ込みそうだ。

出版社社長との打ち合わせの中で、タイトルを
「レイム」にしたら?
との意見が出てきた。

「レイム」とは「霊夢」のことである。
最初はピンとこなかったが、段々、「イイカモ?」
という気持ちに変わってきた。

今朝、早朝夢うつつの中で「風」という言葉が浮かんできた。



「風の レイム」

ヒヒル(蝶の古語)舞う 逃れの地 グランチャコ
埋み火の様に 燃え上がる 古代九州王朝再興の夢…



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タグ : JETRO 3国物産展 風のレイム

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2006.12.15 (Fri)

不便だって時代遅れでもいいべさ…ノンビリ、ノンビリ

  太陽が東の空を徐々に赤く染め上げる
  小さな森の散歩道
  ほのかなユーカリの香りが懐かしい…。

  半年振りだろうか、
  パルケ・セミナリオ(神学校公園)の早朝ウォーキング。

  マンゴがチラホラ落ちている。

  あ~、もうそんな季節なんだ…。
  鬱蒼と茂った樹を見上げると、まだ青いマンゴの実がびっしり。

  レモンもバナナもたわわに実り始めた。

  森の小道をユッタリと歩いていると
  (パラグアイに帰って来たナ~)と
  肩の力が抜けて穏やかな気分になってくる。

  あの日本に充満している”焦燥感”"飢餓感””不安感”
  のようなものは、一体、何だろう?

  早朝からどのチャンネルを回しても
  金太郎あめのようなせわしないニュースバラェティー番組…。

  最初の内こそカチャカチャ見ていたが、
  その内、ニュースを見るのも嫌になってきた。

  イジメや自殺、親殺しに子殺し、談合、
  大手企業の不祥事等々ということもあるが、
  単にテレビを見る、ということの弊害は
  もっと根源的なものがありそうな気がする。

  ”1億総白痴化” 云々等、
  テレビの功罪が指摘されて久しい。

  テレビがメガ情報機器の端緒となったのだが、
  今やインターネットをはじめ携帯電話等ユビキタス社会の到来は
  人間を何処に連れて行こう、としているのだろうか?

  南米の森の住人が、文明人との接触を避けて
  ひっそりと森の奥深く消えて行ったのは、
  文明の持つ恐ろしさを直感的に分かっていたのだろう。

  今さらこれ以上、便利に、快適に、早くより早く遠くに
  行かなくていい、火星や金星のことなど知らなくていい、
  と拒否しても否応なく文明というフランケンシュタインは
  進化し続ける。

  ハテサテ、ならばせめて周回遅れのパラグアイで
  のんびりと暮らすべか…。


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2006.12.18 (Mon)

棄てて棄てて 大愚なり 「風の良寛」

日曜日は早朝ウォーキングの常連さんたちも殆どがお休みだ。
6時時点の温度表示計26度…。

パルケ・セミナリオの駐車場には車が4、5台…。
森の中を歩く人もまばらでゆったりと歩く事が出来た。

帰り、ESSOショップのカフェテリアで
コーヒーにホットドッグを食べた。
久しぶりだったので結構うまかった。

欲張ってビーンズや刻み野菜などのトッピングを
たっぷりソーセージに
のせて食べたのだが何とも食べ辛かった。

次回はソーセージを挟んだパンと具を別に分けて
交互に口に入れることにしよう。

今日も猛暑の気配十分のアスンシオン、
皆さん美味しいコーヒー飲んでいますか?


   「風の良寛」

風の良寛 (文春文庫)風の良寛 (文春文庫)
(2004/01)
中野 孝次

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3階、屋上テラスの籐椅子でゆったり
「風の良寛」(文春文庫・中野孝次著)のページを
めくる。

良寛と言えば子供らと鞠つきや、かくれんぼをする
ほのぼのとした好々爺の印象が世間一般的だ。

だが、その春日の陽を迎える迄、
厳寒越後の冬の夜、五合庵の煎餅布団で凍える
良寛の姿を知らない。

”埋み火に足さしくべて臥せれども
    こよひの寒さ腹に通りぬ”

筵(むしろ)の上に煎餅布団を敷き、
暖炉の残り火に足を入れて寝ても越後の寒気は
腹の中にまで染込んでくる。

無一物に徹した五合庵には鍋とすり鉢、欠けた茶碗、
壁には黒衣が一つ。

極貧ともいえる生活の中で咳き込みながら
日夜、字の無いお経を読む良寛…。

春の日、子供達と打ち興じる姿の裏に
棄てて棄ててすべてを捨て去り、
無為の人となって
己を高く律する良寛の”つよい”精神、生命力に
ただただ、たじろぐ…。

この本は折に触れ何度も読んでいるのだが、
この朝は、一言一句、心にしみじみと染みいった。

雑多なモノを一杯背負ってヨロヨロと歩く
現代人にとって
季節の移ろいは朧(おぼろ)なモノトーンに過ぎない。

それに比べ良寛が迎える春の息吹は
子供らと野を飛び跳ねるほどの喜びであったろう。

スミレ摘みに時を忘れる良寛の澄明な心が
眩しくも羨ましい…。

歳を重ね”耳順”を過ぎて、良き事は、
物欲、肉欲に苛まされることが少なくなったことである。

歳を重ねて見えてくる”風の色”が段々、繊細になってきた。



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タグ : 風の良寛

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