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2007.04.26 (Thu)

狂った祭の後…

不思議な因縁


4月1日、エイプリルフールに始まった統一教会幹部
大田さんらの誘拐事件も無事釈放されて一件落着。


「奇跡ですよ…」と喜ぶ大田さんとハグハグ。
大田さんも極秘裡に日本に帰国…。
63キロあった体重が拘束中に53キロに減ったそうだ。

僕は、11年前、ウルグアイの
モンテビデオで行われた統一教会主催の
「南米日系人同胞親善セミナー」に出席したことがある。

統一教会は10数年前、日本国内での霊感商法を叩かれて
一斉攻撃を受けた。
その結果、日本の窓口を閉め日本支部の幹部、女性信者たちを
南米に総移動させて南米戦略の手始めとして南米各国の
有力日系人に的を絞って開催したのが先のセミナーだった。

このセミナーにはブラジル、アルゼンチン、パラグアイ等の
諸団体幹部、日系メディア関係者達が招かれた。

このセミナーはモンテビデオに同教会が買収した
ビクトリアホテルで1996年2月15日から18日迄の
4日間、開催された。

僕はこのセミナーの模様を日系ジャーナル紙に3回に渡り
連載した。

連載中、ある知人が「高倉さんは統一教会の信者になったのかね?」
と心配する声が聞こえてきた。

勿論、僕は信者にもシンパにもなっていない。

ただ、セミナーの内容を淡々と紹介しただけだ。
その記事の最終回に同セミナーの最後に顔を見せた
文鮮明師の印象を率直に書いた。

要するに師は、「日本を憎悪しており、日本人を利用している」
と…。

これについて大田さんから
「反論記事を書かせて欲しい」との電話があり、
僕は承知し、彼の反論記事を掲載した。

彼の反論記事を読んで僕は、(正直な人だ…)と思った。

そのことがあって以降、この10年間、
大田さんと出会うことはなかった。

ところが、この誘拐事件前日、同教会信者の
顔見知りの女性とショッピング・ソルでばったり出会った。

その女性に「大田さんは元気にしていますか?」と尋ねた。
いつもは、ここに長年滞在していたNさんの消息を尋ねるのが
常で、大田さんの話題は彼女との間で出たのは始めてだった。

「日本やアメリカを往復したり忙しくしていますよ」
という返事だった。

その翌日の凶事だった。
まさにシンクロニティ-そのものだった。

そして大田さんは、無事釈放された。

大使館、同教会幹部の一部しか知らない極秘裏の
帰国時、偶然にも僕はアスンシオン空港の
貴賓室の1室で彼とハグハグして無事を喜びあったのだった。

この偶然の重なりに僕は、彼との目に見えない
不思議な因縁を感じた。

パラグアイ史上初の大報道陣が参集しての
暑い暑い報道合戦も終わった。

アスンシオンに冷たい雨が降りはじめた朝、
僕はこの不思議な因縁の意味を考えながら
ポトンポトンとキーボードを叩いている。

一気に秋の気配が漂ってきた。



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タグ : 統一教会誘拐事件

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2007.04.24 (Tue)

ニャ~ モプア パラグアイ!  (パラグアイよ立ち上げれ!)

19日(金)早暁、解放されたビクトリア社社長の
大田洪量(ひろかず)さんと山口佐和子(10日、解放)さんの
記者会見が20日(土)午後2時から日本大使館玄関前で行われた。

会見はまず、大田さんがスペイン語と日本語でメッセージを読み、
ついで山口さんがスペイン語で挨拶をした。
その後、飯野建郎大使が麻生太郎外務大臣のメッセージを代読した。

内外の記者団が取り囲む中、背広にネクタイ姿の大田さんが
笑顔を浮かべながら現れ椅子に座り、大使館の担当者に促されて
紙に書かれたスペイン語のメッセージを読み上げた。

最初は淡々と話していた大田さんだが、最後、好きなグァラニー語の
言葉で締めくくろうとしたのだが、一瞬、間があいた。

感極まった大田さんの顔が、一瞬、歪みハンカチで目頭をふきながら
大声を張り上げて
「ニャ モプア パラグアイ!」(立ち上がれ、パラグアイ!)と叫んだ。

日本の記者団は、大田さんの絶叫に一瞬
”引いた”ようだった。

この言葉を叫んだ大田さんの無念の心情は、
パラグアイに愛憎半ばする
複雑な感情を持つ我々移住者には痛い程伝わった。


”自分は誘拐犯グループに拉致されてひどい目にあった…。
しかし、パラグアイを愛する心は変わらない。
かって、南米1の先進国だったこの国が3国戦争やチャコ戦争で
南米1の最貧国に陥いり未だ立ち直れずボロボロになって
呻吟しているパラグアイよ、昔の誇りを取り戻せ!”


「大田でございます。
長い間、拘束されていたこともありかなり体重も減り、疲れも
まだ残っています。パラグアイ政府、警察関係機関の皆様に
在パラグアイ日本大使館及び日本政府の皆様にも厚くお礼
申し上げます。そして私たちの無事救出を祈ってくれた
パラグアイ国民の皆様、並びに日本の皆様に感謝の意を
表します。拘束されている時毎日夕方、同じ時間に
飛行機が飛んでいるのが聞こえました。
あの飛行機はいつも自分が日本に帰る時に乗っていた飛行機だと
分かりました。そして何度ももう、あの飛行機に乗って
日本に帰ることは出来ないのかと思いました。
今、またあの飛行機に乗って再び日本に帰り
家族に会うことが出来、私を育ててくれた日本の大地に
帰る事が出来るのは本当に嬉しい限りです。
これもただただ皆様のお陰です。
本当にありがとうございました。
最後にパラグアイへの思いを込めて大好きな
グアラニーの言葉を述べさせてもらいます」

「NA MOPUA PARAGUAY  !」


しかし、大田さんの
思いのバックグランドを知らない
日本の記者団は奇異に感じたようで
「何だか白けましたよ…」と感想を述べていた。



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2007.04.21 (Sat)

統一教会幹部・大田氏ら3人釈放される!

「解放されたよ~!」

まずはホッと一安心。
最悪の事態は避けられた…。

事件が長期化の様相を呈する中、日本のメディア陣もボチボチ引き上げムードが漂い、
今日20日の便で引き上げる記者たちが昨19日、チケットの予約をしていた。

真夜中、ベッド脇の携帯電話がチロリンリ~ン!となり、
ボヨヨンとした寝ぼけ耳に深海の中からの様なくぐもった声
「セニョールオオタが解放された!」

4/1の誘拐から20日振り、大田氏と現地警察官、
その恋人の3人がパラグアイ時間
4/20午前2時過ぎ(日本時間20午後3時過ぎ)、無事釈放された。

現地メディアの報道では、身代金14万$が支払われた模様。

その支払った場所は、エステ市から国道7号線を
アスンシオンに向かって7kmの所のミンガグアス周辺で
午前1時~2時頃、行われた模様。

その受け渡しから暫くして、大田さんたちは、
エステ市街地からイタイプダム寄りの
プレジデンテフランコで午前2時過ぎ頃釈放された、 

大田さんたちは、警察の車で直ちにアスンシオン市に向かい、
警察官とその恋人は午前7時前、
サンロレンソ市(アスンシオンのベッドタウン)の実家に戻った。


大田さんは日本大使館に

大田さんは警察の車で午前7時頃、日本大使館に入った。
「大田さんにケガはない」と大使館の担当者が記者団に発表した。
また、同担当者の話では、
大田さんは、今日(20日)にも日本に帰国する模様。

警察の情報では犯人グループは25人以上で
午前7時時点で10人以上逮捕したと発表。

警察は早朝からエステ市とプレジデンテフランコ周辺の
家宅捜査を始めた。

犯人の一味数人は、直ちに逮捕されたが、
身代金を受け取ったグループはモンダウ近辺から
ボート(?)で対岸のブラジル側フオス・ド・イグアス市に
逃げた模様。

ビクトリア社の幹部アマリリャ氏の話では、昨夜からの最終交渉時、
大田さんが警察と恋人も一緒に釈放するように犯人側に強く頼んだ、
と言う。

午前9時20分、プレジデンテ・フランコの隠れ家周辺で
身代金を受け取った犯人の車を発見したとの警察発表。

午前10時35分、警察は25人の容疑者を逮捕した由。

犯人グループの隠れ家や関係先で警察官の服やチョッキ、
弾丸等を発見した。

犯人の一味がカアグアス、カンポ9(ヌエベ)等でも逮捕された。

検察官が発表した所によると7人の犯人の名前、
住所を書いた紙を警察官の誰かが犯人たちに漏らした模様だ、
と話した。

最後の身代金交渉は、昨夜10時頃行った模様。
この交渉は教会信者でもなく大田さんの友人が行った、と言う。

(ーとすると、事件当初からこの友人が一貫して行ってきたのが
ホントのようだ。この友人は統一教会が街ぐるみ買収した
プエルトカサードで住民と問題が生じた際に関わってきた
人物、というから弁護士だろう)

隠れ家を捜索した際に押収された犯人たちの携帯電話の
番号が以前誘拐事件の時に使われた番号と一緒だった。

(こいつらが近年、多発した連続誘拐事件グループだった
とすれば、
今回の検挙で誘拐犯グループに大打撃を与えたことになる)

警察官の家族や親戚たちは1000万グアラニーの身代金を用意した。
と警察官の兄弟が話した。

警察官はかなり暴行を受けた模様で衰弱していたので
警察病院の救急車が午後、サンロレンソの恋人の家に行った。

パラグアイ統一教会幹部のJACOBO BISSEN 氏は、
同日午後、記者団に「統一教会としては今回の身代金交渉には
一切関わっていない」と述べた。

ーということは、14万$の身代金は大田さんの家族や
親戚たちがお金をかき集めて支払ったということなのだろうか?
それとも今後のことを考えて教会側が煙幕を張ったものかは、
定かではない。

ただ、10日、触法された山口佐和子さんの身代金も
夫がかき集めた、というニュースが流れたので
ひょっとすると、誘拐された家族達が身代金を集めた、と
いうのは、ホントかもしれない。

ともあれこの誘拐犯グループを全員逮捕して今後この手の
誘拐事件を根絶してほしいものだ。



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タグ : 統一教会誘拐事件

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