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2006.06.22 (Thu)

ヒットラーとゲッペルス、日本にもいますね。   ミニミニが…

ー東西ドイツにこだました「歓喜の歌」ー

米ソ両国の冷戦が1989年終結したその年の11月9日、
東西ドイツを分断していたベルリンの壁が崩壊した。

東西ドイツの分断(1961年)から41年目、
東西ドイツにベートーヴェンの「歓喜の歌」がこだました。

そして、そのベルリンの壁崩壊から15年後の2004年、
ドイツは戦後数十年間、絶対的タブーとして封印されてきた
「ヒットラー」の等身大の映画をドイツ人自身の手で
作り上げたわけです。

この映画製作にはユダヤ人社会の猛烈な抗議があったようですが、
それらの反対を押切って完成出来たというのは、
やはり国際情勢の推移によるものでしょうね。

この映画がW杯ドイツ大会前に完成したということも
彼等の長年のフラストレーションを振払ったことでしょう。

そういえば、日本でもあの東条英機の名誉挽回を図る目的で作られた
映画「プライド」や「亡国のイージス」「男たちの大和」などが
製作されたのも世界的なナショナリズムの高まりの現れでしょうか。

ーアメリカの力が弱まってきたー

これら世界的なナショナリズムの昂揚の要因として
イスラエルの最大の保護者たるアメリカの覇権が
近年弱まって来た事が上げられるでしょう。

何でアメリカは世界中からこんなに嫌われるように
なったのでしょうか?
アメリカは意図的にアンチアメリカの国々を増やしているようです。

イラクに軍事侵攻して第2のヴェトナム状態を作りだし、
さらにイランに対して
「一発、核をかましたろか!」ってな
街のアンチャン風の脅し文句を使ったりして戦争気分を煽っています。

イランのアフマディネジャド大統領を当選させたのも
アメリカの裏工作なんです。
さらに彼に喧嘩を売って対立を煽ったり猿芝居もウマイもんです。

アフマディネジャド大統領もアメリカが威丈高に
挑発すればする程、自国のナショナリズムが高まり、
さらにはアラブ諸国の結束を図る促進剤になるってもんです。

ブッシュは、3月、インドを訪問して
「君んちだけは核開発してもいいよ。原子力技術と燃料もあげるよ」
と甘い約束をしています。

これでインドは核を大量にボンボン造れます。
隣国パキスタンと犬猿の中だっていうのに
インドとパキスタンの核戦争を更に煽る積りでしょうか?

因に中東で核を保有しているのは、イスラエル、インド、
パキスタンです。

これなどもイランを激怒させ強硬路線をとらせる起爆剤になりました。

だって、イランは核拡散防止条約(NPT)にも加盟しており、
国際原子力機関(IAEA)の査察も受けている優等生なのです。

「あ~ぁ、それなのにそれなのにインド君は、
どちらも無視してるじゃないか!」

こんな不公平なやり方には「差別だ~!」誰だって怒ります。

案の定、イランは、ロシア、中国主導の「上海協力機構」
(中央アジア諸国がメンバー・多国間安全保障組織)の
メンバーに入りました。

さらにイランはイスラエルと対決姿勢を強めるパレスチナの
ハマスに資金援助を決めました。

こうやってアンチ・アメリカ諸国連合を育てて喜ぶアメリカって
何者なんでしょうか?

分かりやすい単語で言うと「軍産複合体」が、
牛耳っている国と言えば分かり易いでしょう。

単細胞的に考えるとあちこちでドンパチの火種を煽りたいのでしょう。

さらに奥の院を覗けば、フーム、やはり世界を牛耳る
「オヨヨ委員会」の影がチラホラ…。

密教的に言えばハルマゲドンの招来を長期戦略として
図っているのでしょう。

この「オヨヨ委員会」のことを書くとメチャ長くなるので
今日の所は、ヤメトキます。

ーてなことで、要するに世界中でアメリカが嫌われモンに
なったことと双子の赤字と不動産バブルも弾けそうだし、
アメリカの弱体が進んだ中、ロシア、中国がパワーアップしてきて
アンチ・アメリカ連合も出来そうだし、
南米もベネズエラのチャベス大統領に代表される
反米連合が形成されてシメシメとほくそ笑んでいるかも知れません。

ま、南米の臍たるパラグアイ位は親米国として残しておこう、
ってなものでしようか。

ーさて、日本ですー

日本も型破りの首相が誕生しました。
ここでヒットラーの映画に登場したオカルト第3帝国の
宣伝の魔術師ヨーゼフ・ゲッペルスの言葉を紹介しましょう。

「宣伝は知的なものでなく、大衆的な力を持つものでなくてはならない」

「指導者は大衆によって偉大になる。大衆が増えれば増える程、
真の指導者は大衆を凌ぐ様になり、遂には大衆をひきずってゆく。
大衆とは弱く、怠惰で臆病な人間たちの集団である」

さらに「ものごとを複雑なものから簡潔なものにすること。
これが宣伝のコツである。~簡潔であり、単純であればあるほど
効果は上がる。我々の宣伝や啓蒙は
大衆の最期の一人までもとらえるのである」

ヒットラーもゲッペルスも「(彼等が破滅するのは)自業自得だ」と、
この映画の中でも吐き捨てています。
なぜならヒットラーを選挙で選んだのは彼等国民なのですから…。

 なにやら日本にも似た様な事をした人がいましたね。
 その同じ様な事を真似した人が靖国神社参拝を強行しています。

 そして、自民党を追い出されたカメさんが、同じ様に
 「国民がバカなんだよ」と吠えていました。

 このカメさん、僕的には好きなキャラですが女性には
 如何なんでしょうね~?
 
ま、これは中国主導のアジア大陸グループに入ることを
避けるためにやっているお芝居です。

これまでの日本はたとえ、「忠犬ポチ公」と揶揄されようが
親分アメリカの袖にすがって生きてくるしか選択肢はありませんでした。

でも、アメリカの弱体化が顕著になった今、
地獄の果てまでお供をするのか、それともアメリカの傘から出て
大中国にしっぽを振るのか、ここは厳しい思案橋…。

千早ぶる僕が思うに戦後徹底的に骨抜きにされた日本は、
忠犬ポチとして地獄の果て中東のハルマゲドンまでアメリカに
追随していくしかないでしょうね。

だって、聖書・ヨハネの黙示録にそう預言されているのですから…。



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タグ : 東西ドイツ アメリカの力が弱まってきた ヨハネの黙示録 ヒトラー

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2006.06.20 (Tue)

ヒットラーのドイツ映画、観たよ~!

(ちょっと重いんだよナ~)
と余り気は進まなかったが、やはりこの人物の
「最後の12日間」という重要な日々は、
一応、千早ぶる僕としても押さえておかねば…、
と映画館に出向いた。

映画館は、ドイツ人のお年寄りと思しき人たちが多かった。


「LA CAIDA」(崩壊)
邦画タイトル「ヒトラー ~最後の12日間~」を観た。


20世紀最大の悪魔ヒットラー…。

陥落寸前のベルリンで、地下要塞に潜んだヒトラーを
中心とするナチス中枢にいた人々の極限状況を描いた
歴史的な映画です。

小心者で臆病者で頑固で時に狂気と優しさをかいま見せる
普通のオッサンのヒットラー。

裏切りに走る高官、酒に溺れる高官、絶望にの淵で
饗宴乱痴気パーティーに溺れる高官たちの姿…。

身勝手な論理で処刑を実行してまわるSS部隊の狂気。

陥落寸前のベルリンのカオスを濃密に描いた大作ではあります。

原作は「ヒトラー ~最後の12日間」(ヨアヒム・フェスト)と
「私はヒトラーの秘書だった」(トラウドゥル・ユンゲ)の二つ。
下にドイツが製作した映画、ということが大きな話題になった。

悪魔ヒットラーの個人秘書が真近かでみた
「人間ヒットラー」、というのがもう一つの話題性ですね。

青年時代のヒトラーは美術学校を受験したが落第した。
彼が学長に落第したその理由を訊ねた所、
「君には建築家がむいているのではないか」と言われた。

事実、彼の建築好きは凄まじいもので首都ベルリンの
都市改造計画をぶち上げた。

ベルリン改造計画の完成予想模型は、シュペーアが訪ねて来た時、
映画にも出てくるが、凱旋門や大会堂はヒットラーが10年
以上も前に描いたスケッチを基に設計されたものです。

ベルリンの建設総監には当時37歳の建築家
アルベルト・シュペーアが任命された。

彼の最大傑作の空間創造は、「光の大聖堂」である。

1934年のニュールンベルグ党大会の5日目に
ツェペリン広場の周辺に12m間隔に並べられた対空
サーチライト130台が6~8kmの高空に達する
光の大聖堂が創出されナチ最大の演出効果を生んだ。

この光の魔術でヒットラーはドイツ国民を熱狂的夢遊病状態に
陥れることに成功した。

映画の中でシュペーアが別れの挨拶にヒトラーを訪ねてくる。
頑強に降伏を拒むヒトラーに対し、
国民を巻き添えにするのだけはやめてくれとシュペーアは頼みます。
これに対してヒトラーは次の様に答えている。

「わが国民が試練に負けても私は涙など流さん。
それに値しない。彼らが選んだ運命だ。自業自得だろう」
 
「ヒトラーが考えていたのは2つの民族の絶滅かもしれない。
その1つがユダヤ人なのは周知の事実だが、
もう片方はドイツ人だ。」(ヨアヒム・フェスト)

この映画の最大の傑作は、
ヒットラーは勿論のこと、ヒムラー、ルドルフ・ヘス、
ヨーゼフ・ゲッベルス等々、殆どソックリさんの
役者を当てていることです。

特にこのゲッベルスの妻、マクダ・ゲッベルスが幼い6人の
子供に毒を飲ませるシーンは鬼気迫るものがあった。

この映画に登場するヒットラーは、時に狂気の片鱗を見せるが、
歳老いた打ちのめされた普通のオッサンにしか見えない。

「ナンヤ、普通の仕様もないオッサンやないけ!」と
世界中の人々に思わせれば制作者としてはニンマリでしょう。

ーとちょっぴり、単細胞的に分析しつつ
北朝鮮のテポドン問題と
ヒットラーの時代が何やらだぶってくる今日この頃、
皆さん美味しいコーヒー飲んでますか?

アメリカがわざと世界中で嫌われ者になり孤立化を深めて
行く中、今、この時代にドイツでヒットラー映画が
ナゼ作られたのか、その背景とその意味を次回ボチボチ考えてみよう。



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タグ : 映画 ヒトラー

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