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2007.11.20 (Tue)

カフェテリアで世界のカオスを考えた

ドアを開けるとHAVANA CAFFEの芳香が鼻孔をくすぐる。

朝の店内には顔なじみの老夫婦とパソコンおじさん、
こと Sr マッコイの3人だけだ。
軽く会釈してお互い微笑む。

近くで洋装店を営んでいる70過ぎの老夫婦は
実に仲が良い。
いつも手をつないでこのカフェテリアに通っている。

3カ月もの訪日から帰パして10日、
やっと雑務から解放され「HAVANA」で朝カフェを楽しむ…。

Sr マッコイが愛用のパソコン画面を見つめながら
BGMで流れる「朝陽の当たる家」を低く口ずさむ。

表通りを走る車のボンネットが雨の水滴を弾きながら
キラキラ光る。

ボーイがカフェテラスに濡れそぼる木の葉を掃いている。
ここの街路樹の葉っぱは、小ぶりの団扇(うちわ)のように大きい。

それにしても今年に入って何もかも様代わりした。

原油の1バーレル=100ドル超えは目前に迫り、
先物では既に
250ドルもの気違い相場で取引されている。

いよいよ仕掛人グループは世界をカオスに追い込み
預言成就への最終章に取りかかったようだ。

先日、ある会合で「ウランが出たって言うけど
ホントかね~?」とオバカな質問がでた。

「内陸国のこの国では地下資源があったとしても
その搬送に経費がかかるから調査もしなかっただけですよ。
これだけ原油や食糧、地下資源が高騰したら
内陸のハンデも十分カバー出来るから調査、
採掘するようになったわけだよ」

「チャコ奥地のセロ・レオン(ライオンの丘)周辺には
既に30数年前、石油メジャーがボーリングしたパイプが
蓋をして保存されている。そして念のいったことに
この周辺を国立公園として保護区域に指定しているよね」

チャコ奥地のお隣のボリビアやアルゼンチンでは
石油が出ているんだから出ないのがオカシイわけだ。

何せ、南米は太古、アフリカ大陸にくっついていた
巨大大陸だったのだから地下にはお宝ビッシリだろうね。

これからパラグアイがクローズアップされるだろう。

20年近く前、チャコ開発ブームが起きた。
国防省が日本人移住者のためにチャコ視察のための
専用機を出すという。

大使館、JICA、日本人会、農協役員、移住者ら20数名の
視察団が結成されてチャコ視察を行った。

弊紙もチャコ特集を組みブームを煽った。

当時、4000ヘクタールもの土地が僅か200~300万円程度で
10年近くの据え置きで長期分割もする、という好条件だった。

ただ、そのためには現地に入植しなければならなかった。
これはキツイ条件だった。

しかし、既に何人かの日本人移住者が契約していた。
彼らの話を聞くとモノは何でも良く出来るという。
問題はそれら農産物の輸送がネックだった。

アスンシオンまで700~800km、チャコ中央部の
メノニータの街フィラデルフィアまでは悪路だ。

その後、何人かが契約したが、チャコブームは
雲散霧消した。

今になってみると実に美味しい話ではあった…。

おん年、90歳を超えて尚、
「チャコでガス油田開発をやりましょう」と
夢を語っていた億万長者の蛭子翁は今、
病院で寝たきり状態だとか…。

雨がそぼ降るアスンシオン、人生無情…。
カフェがほろ苦い…。

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タグ : カフェ チャコ開発ブーム

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