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2006.04.15 (Sat)

携挙(けいきょ・善なる人のみ天に引き上げられる)

セマーナサンタ(復活祭・イースター)

キリスト教では、復活祭からペンテコステ(聖霊降臨)にいたる
2ヶ月間は「復活節」、「イースター」とも言われる。
復活祭そのものは移動祝日といわれるもので、
その年によって日付が変わるが、基本的に
「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われる。

パラグアイのセマーナサンタは13日(木)から
スーパーもショッピングも休業で街も通りもガラガラ…。

先週は「ユダの福音書」の写本解読というビッグニュースがあり、
そしてセマナナサンタと、キリスト教関連の日々が続いた。

午後から突風とともに雨が降り夕方には停電になるなど雨に弱い
アスンシオンが露呈される中、近未来サスペンス小説を
1日読みふけった。

娘が「これ面白いよ」と貸してくれた「レフト ビハインド」
(取り残される)という小説。

著者はティム・ラヘイ(元牧師、教育家)とジェリー・ジェンキンス
の共著。
1995年の発売以来世界中で1500万部を超える超ベストセラー。

冒頭、アメリカからロンドンに飛行中のジャンボ機の乗客がゴッソリ、
衣類、靴等を座席に残したまま消失し、機内はパニック、
というミステリアスな展開にググッと惹き込まれる。

機長が他機や管制塔と連絡をとったら世界中で人間消失が
起きており世界中が騒然となっている事が判明。

やがてこの人間消失が旧約聖書の「エゼキエル書」「ダニエル書」
「ゼカリア書」、新約聖書の「ヨハネの黙示録」に預言されている
携挙(けいきょ・キリストを絶対的に信じている人のみが終末、人類を
襲う大艱難から救うため天に引き上げられる)だということが
分かってくる。

さらに世界を裏から動かしているとされるロスチャイルドや
ロックフェラーを彷佛させる大富豪が支援するルーマニアの
新大統領が聖人君子として登場する。
新しいヒーローは世界中から熱狂的に迎えられ、
あっと言う間に国連の事務総長に就任する。

世界平和を唱え強力な権力を握ったこのカリスマは、
各国の軍備の90%を廃棄させ残りの10%を国連に提供させる。

さらに、世界の主要マスメディアを支配下に置き、
世界統一政府(ワンワールド)、世界統一宗教、統一言語、
イスラエルの神殿再建、国連のバビロンへの移転など次々と
反キリストとしての正体を現していく。

中に世界の流れを決めると言われる「オヨヨ委員会」らしき
国際エリート会議や「ニューズウィーク」等を
もじった編集長なども登場し彼等が反キリストの宣伝機関に
なっていく様も興味深い。

この展開は聖書の「終末論」をベースにした小説だが、
ジョージ・オーウェルが描いた「1984年」という小説の
人間牧場を想起させる。

グローバル主義が世界の絶対真理として声高に叫ばれ、
民族、国境、愛国心、家族愛などが陳腐なものとして顧みられなく
なっている昨今のホリエモン的風潮はまさに
「今、そこにある危機!」かも…。

最初は拍手喝采で迎えられるそのカッコいいヒーローが、
実は家畜人ヤプーを
せっせせっせと作るワンワールド推進派の操り人形ってのも
何だかコワイ話だね。

でも、世界統一政府(ワンワールド)、世界統一宗教、
統一言語、イスラエルの神殿再建、国連のバビロンへの移転などや
反キリストの持つ意味など聖書を一度も読んだ事がない人には
恐らくチンプンカンプンだろうな?

世界が一つにまとまるってイイコトなんじゃないー、
というのが一般の人の感想だろうな~?

「オヨヨ委員会」に迎合してグローバル化に協力する
オエライさんたちも「自分達は世界平和のために働いて
いる」と単純に信じているのかもしれない…。

「携挙」って言葉は、クリスチャンでもあまり知らないんだよね。

そう言えば、ワンダラーの語り部、
故・TW氏が「宇宙船、天空に満つる日」なんてなこと
言ってたなぁ~。

「幼子のようにならねば…」と説くイエスの言葉、
味わい深い…。



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テーマ : エッセイ - ジャンル : 小説・文学

タグ : イースター パラグアイ 携挙

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2005.03.26 (Sat)

異教徒の聖金曜日 イエスの受難日

いつものように近くのパルケ(公園)にカミさんと
朝6時のウオーキングに行った所、歩いているのはほんの
数人…。それも中国人、韓国人、そして僕ら日本人と、東洋人ばかり。

そうなんです。
今日は聖金曜日なのです。
常にない静かな静かな爽やかな朝でした。

セマナ・サンタ(聖週間・復活祭 イースター)の金曜日、
この日の午後、イエス・キリストがゴルゴダの丘で刑死
した日とされている。

この金曜日はイエスが十字架に張り付けられていたとされる
正午から3時まで、厳粛なミサが行われる。

日本に住んでいると感じないがパラグアイのような
カトリックの国に暮らしていると
この聖金曜日は厳粛な気持ちになる。

何しろ全ての会社、商店が休業し、
朝から通りを走る車もほとんどなく静かな1日となる。
テレビ、ラジオはそろってキリスト教関係の番組となり、
放映される映画も「十戒」等が流される。

新訳聖書の福音書によるとイエスはユダヤ教最大の祭り
過越の祭り(奴隷として過ごしたユダヤ人たちがエジプト
から救出されイスラエル国が誕生したことを祝う)の準備を
していた金曜日に捕縛され死んだとされている。

そしてキリスト教最大の奇跡、イエス・キリストの
復活が3日後に実現する。

この「復活」がなかったらキリスト教は、
世界宗教として今日迄永続しなかった。

このためユダヤ人が奴隷から開放されたことと、
イエスの「死と復活」によって人が「罪」という
奴隷状態から開放されて
神との新しい契約を交わした証と
しての教会が誕生したことを
祝うダブル祝祭日としてキリスト教最大のものとなった。

出エジプトの事件は春分後の満月の夜であったとされる。

そのためイエスの復活日は「春分後の満月につぐ日曜日」
と決められている。

太陽暦を使う現在、聖週間・イースターが毎年変わるのは
このためなのです。

異教徒たる僕もこの日1日、
穏やかな気分でスピリチュアルな本を
パラパラとめくったりして過ごしました。
異教徒にとってもこの聖週間って、いいものです。



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タグ : イースター 復活祭 キリスト ユダヤ教 セマナ・サンタ

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