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2008.12.04 (Thu)

世界最大のイタイプダム

イタイプダム

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イタイプダム。手前がパラグアイ、奥がブラジルである
イタイプダムは、ブラジルとパラグアイの国境を流れる
パラナ川に作られたダムである。

中空重力式コンクリートダム、ロックフィルダム、
アースダムなど複数のダムで構成されており、
コンバインダムの形態をとる。長く延びた堤頂の合計は7.7Kmを越える。
ブラジルとパラグアイの共同出資で作られ、管理も両国が共同で行っている。

1984年から送電を開始。その発電出力は1,260万キロワットで
日本の原子力発電所10基に相当し、2006年現在、
世界一の出力を誇る水力発電用ダムである。

中国で建設中の三峡ダム完成(2009年予定)後も、
年間の発電量は世界最大を誇る。

2006年現在、計18基の発電機を備えるが、
現在新たに2基を増設中で、
建造中のこの2基が完成した後の発電出力は
1,400万ワットに達する見込みである。

発電した電力は、ブラジルとパラグアイで均等に
分けることになっているが、人口の少ないパラグアイにとっては
その何割かで国内需要を全て満たせるので、
残りはブラジルに売電している。

ダムの高さは196m、長さは1,400m、貯水量は290億トンである。


イグアス日本人移住地の背後地に出来る
イグアス水力発電所



イグアス水力発電所建設計画

本来、パラグアイは世界1のイタイプダムとヤシレタダム
(アルゼンチンとの共同開発・タービンは20基。
総発電量は320万KWでイタイプダムの約25%。
世界で7番目 の規模。ダムは1994年に完成)
で中東の産油国同様、売電大国として
左うちわで暮らせる筈だったのだが、小国の悲しさ
ブラジルやアルゼンチンという2つの大国に不平等契約を強いられ
国民にほとんどメリットをもたらせていない。

勿論、両ダムの完成時のパラグアイの売国政治家たちが自分たちの
懐を暖めるため不利な条件を飲んだせいでもある。

そのためイグアス日本人移住地の背後地にある
貯水湖イグアスダムを利用して水力発電所の計画が
進められ日本政府のODAで214億2,000万円の
プロジェクトが近々、開始される予定だ。

 カアグアス県及びアルト・パラナ県において
ピーク対応の水力発電所(出力200メガワット)を
建設するもの(同国の電力需要は2004年の最大負荷は
1,241メガワットであり、同国内の既存の発電設備は
216メガワットに過ぎず、自国の電力需要の80%以上を
イタイプ水力発電所からの買電で賄っている。
本計画により、ピーク需要200メガワット分の買電を
節約することが可能となる)。

実施内容(外務省ホームページより)

 供与限度額:214億2,000万円
 (円借款を供与する対象は、既存のイグアス貯水池を
活用した水力発電施設(出力200メガワット)
及び同発電所を系統に連結するための送変電施設の建設:
(1)水力発電施設建設、(2)送電線敷設、
(3)変電所接続、
(4)コンサルティングサービス
(詳細設計、入札補助、施工監理等))
〔供与条件〕
 金利:年0.75%(優先条件)
 償還(据置)期間:40(10)年
 調達条件:一般アンタイド
〔実施機関〕
 国営電力公社(ANDE: Administracion Nacional de Electricidad)

何れにしてもこのイグアス水力発電所の工事が始まると
イグアス移住地も活性化するのは間違いない。




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タグ : イタイプダムとイグアス水力発電所

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